映画「東京島」感想 【ちょいネタばれ】
「東京島」
(2010年08月28日公開 監督:篠崎誠 脚本:相沢友子 原作:桐野夏生)
俺:29歳


助けの来ない無人島に、男23人と、
たったひとりの女。
→映画「東京島」公式サイトはこちら
観てきました
桐野夏生さんが好きです。でも「東京島」は未読です。
映画化の話を知った時に、先に読むのはやめました。
読んだら映画を観にいく気力をしぼりとられると思ったからです・・・。
「桐野夏生」とこんなキャッチコピー。
「助けの来ない無人島に、男23人と、たったひとりの女。」
エロくて、グロくて、キモくて、鬱にならないわけがない
そして完全に落ちること間違いなし・・・
と、これまでの彼女の作品からそんなことを想像しておりました。
何故ならハードボイルドヒロイン:ミロを完膚なきまでに落としに落とした作家である。
エロくて、グロくて、キモくて、鬱にならないわけがない
なら、読まなきゃイイのに・・・
って思うのだが・・・うーん、ホントにおもしろいのよねぇ。。。
クセになるうまさ・・・かっぱえびせんなみにやめられない・・・止まらない・・・
一種の中毒症状なのでしょうか・・・基本ドロドロが好きなものですから・・・
そんな魅力のある作家さんの作品ですから、どんな映像なのかめっさ気になります。
でも映画の「OUT」がドラマの「OUT」を超えられなかった(と勝手に思ってます。)ように、
2時間で桐野夏生ダークワールドが描けるのか
と不安もありました・・・。
さてさて、そんな感想です

俺:29歳
助けの来ない無人島に、男23人と、
たったひとりの女。
→映画「東京島」公式サイトはこちら

観てきました

桐野夏生さんが好きです。でも「東京島」は未読です。
映画化の話を知った時に、先に読むのはやめました。
読んだら映画を観にいく気力をしぼりとられると思ったからです・・・。
「桐野夏生」とこんなキャッチコピー。
「助けの来ない無人島に、男23人と、たったひとりの女。」
エロくて、グロくて、キモくて、鬱にならないわけがない

そして完全に落ちること間違いなし・・・
と、これまでの彼女の作品からそんなことを想像しておりました。
何故ならハードボイルドヒロイン:ミロを完膚なきまでに落としに落とした作家である。
エロくて、グロくて、キモくて、鬱にならないわけがない

なら、読まなきゃイイのに・・・
って思うのだが・・・うーん、ホントにおもしろいのよねぇ。。。
クセになるうまさ・・・かっぱえびせんなみにやめられない・・・止まらない・・・
一種の中毒症状なのでしょうか・・・基本ドロドロが好きなものですから・・・
そんな魅力のある作家さんの作品ですから、どんな映像なのかめっさ気になります。
でも映画の「OUT」がドラマの「OUT」を超えられなかった(と勝手に思ってます。)ように、
2時間で桐野夏生ダークワールドが描けるのか

と不安もありました・・・。
さてさて、そんな感想です

<ストーリー>
43歳の清子(木村多江)は夫である隆(鶴見辰吾)とともに世界一周旅行を計画。
しかし旅中に遭難し、無人島に流れ着く。
サバイバル能力を発揮していく清子に対し、日に日に衰弱していく夫。
そのうち、新たに16人の若い男達が島に漂着する。
彼らは与那国島のきついバイトから逃げてきたフリーター達だった。
さらに島には密航中に遭難した中国人6人が漂着する。
1人(夫)+16人(日本の若者)+6人(中国人)。
計23人の男達とたったひとりの女:清子のサバイバルがはじまる・・・。
では感想です。
桐野夏生を観に行ったら、桐野夏生のパロディだったっ


まずね、予備知識全く無しで行ったのですよ。サイトも観ませんでした。
なのでこの作品(映像化)のコンセプトとかも知らないわけですヨ。
でもって、がっつり、なんならバトル・ロワイアルでも観るつもりの意気込みで劇場行ったんすヨ

さぁ来い

エロにグロにキモに、鬱よぉ


一球残らず全部受け取ったるわぁ~ くらいの勢いで

結果、途中で笑いをこらえられませんでした。
そして、途中で気付きました。
「あぁ、そうか、コレ、笑う映画なんだ・・・。」
って・・・
完全に気持ちが空回りしてしまいましたヨ・・・
なんだよ・・・それならそうと先に言ってくれよ・・・
ってなもんですよ・・・
まぁ後からパンフ読みーの、サイトなめーの、で出た結論。
「笑っても良い映画」でした

もうね色んなところに突っ込みどころ満載なんだけど、
「生」へ執着って、条件がちょこっと違うだけでコメディになるんだなって、勉強になりました

「滑稽なまでに図太い清子の生き方」ってゆーのがね、
まんま「滑稽」でおかしくておかしくてこんな無人島サバイバル映画ねぇよ

ってホント感心しました。
でもどーしても、「詳細は原作参照。」ってゆーテロップが隠れてそうで・・・
(いや、読んでないからわからんが実は同じつっこみが原作にも言えるのかもだが・・・)
さっそく原作を読もうと思います・・・
(機会があれば感想を・・・いや、やめとこか・・・)
清子の台詞「何がハッピーエンドかは、自分で決めるわ」にもあるように、
何がおもしろいかは、客が決めるわ

と心底思えた映画でした。
では、ハイライト

★窪塚洋介は、昔の窪塚の演技そのまんまで最高に懐かしかったぞー


やー、ひさしぶりに「みたかった窪塚洋介」ってゆーのがみれてよかった

★エルメスのカレがあれば無人島もおしゃれだぞー


特別協力:エルメス

★最後に全部まるごとSuperflyが持ってったぞー


ED「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」 by Superfly
最後にこの曲が流れただけで涙が出たぞ・・・カバーのクオリティが・・・

Wildflower & Cover Songs:Complete Best 'TRACK 3' /Superfly
※視聴可能です

★リアル亀仙人がいたぞー


大学の時、実写版でドラゴンボールするならっつー配役予想サイトがあったんだけど、
(まだ本気で実写版の話がなかった頃ね)
もう、あの姿観ちゃったら「彼」しかいねーべ・・・と思うよ・・・
ちなみにそのサイト、ミスター・サタン役はブルース・ウィリスだった。
理由は、自分が世界で一番だと思ってるからとかなんとか・・・
さぁみんな、
亀仙人に会いに行こう








| .2006年-2010年 ●邦画
| 2010年09月15日 01:00
| comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑
Re: TBありがとうございます
ナドレックさん
どーもです
私もまさか「笑える映画」だとは思ってなかったので、切り替えが難しかったですっっ
20年くらい前に、さらに20年くらい前の、
低予算丸出し・オチまる投げのインディーズ映画を観てるような錯覚さえ覚えました・・・
だがしかし、窪塚洋介がかろうじてこの映画のエンターテイメント性を守ったのでは・・・
ナドレックさん同様、私も「この演技が見たかった!」つまり満足でしたヨ
でも最後のSuperflyの選曲と歌声はズルイなぁ~・・・
| 阿綺羅さん | 2010/09/15 20:35 | URL |